理事就任のご挨拶
このたび、一般社団法人Triple C協会の理事に就任いたしました、田尻綾子です。
今回は自己紹介もかねて、ご挨拶をさせて頂きます。

きっかけは、一人の受験者としての感動
実は私自身、最初はいち受験者として英語発音技能検定EP−Pro®に出会いました。
指導者向けの発音試験ということで、自身のスキルを客観的に確認したいと思い、英語コーチとして、また英語コーチ養成講座の主宰者として受験したのが約2年半前のことです。
受験してまず驚いたのは、フィードバックの丁寧さです。 「間違っている」で終わらせるのではなく、「より良くするにはどうすればいいか」という視点で、一人ひとりに寄り添ったアドバイスが返ってくる。その姿勢に、「人が見える温かいテスト」だと感じたのを今でもよく覚えています。
特級まで取得すると、不定期に開催される特級ホルダー同士の交流会に参加できます。そこで実際に理事のお二人と話す機会があり、さらに心を動かされました。 明るく思いやりのあるお人柄と、「発音を通して日本の英語教育をより良くしたい」という強い想い…。テストから感じていたあの温かさは、こういう方々が作っているからなんだと腑に落ちました。
テストというと、合否を判定するものという印象があります。しかし英語発音技能検定EP−Pro®は、受験者の成長を支え、日本の英語教育をより良くしたいという想いで運営されている。その姿勢に強く惹かれました。
そんな折、特級ホルダーの交流会で、発音ミニ講座の企画を進めているものの、人手が足りないというお話がありました。「私にできることがあれば」とお手伝いを始めたことをきっかけに、少しずつ協会の活動に携わるようになり、ご縁があって理事を務めることとなりました。
発音に対しての想い
英語ができることで、人生の選択肢は大きく広がります。 その良さを一人にでも多く広げていきたいという想いで、私はこれまで20年近くにわたり英語指導に関わってきています。
その中でも、私が力を入れているのが発音です。発音は話す力・聞く力の土台になるだけでなく、英語学習における自信や意欲にも大きく関わるスキルです。
それにもかかわらず、私自身の学生時代を振り返ると、発音にはあまり力が入れられていませんでした。先生の発音もいわゆるカタカナ発音で、クラスで発言する際には「英語っぽく発音するのは恥ずかしい」というような空気すらあったように思います。
今は英語学習を始める年齢も下がり、フォニックスという言葉も以前より浸透し、動画や書籍でも発音を学べる時代です。それでも、「自分の発音が合っているのか」「自分の場合どう直せばいいのか」が分からず、伸び悩んでいる方は少なくありません。だからこそ、きちんと指導できる人が増えることで、日本人の英語がさらに伸びていくことを期待しています。
理事としての今後
指導者として自分のスキルアップのために努力していく気持ちは、私も常に持ち続けていたいと思っています。
ただ、一人の指導者が指導できる受講生の数には限度があります。
人が成長するには、まず自分の現在地を知り、改善点に気づき、それを練習につなげることが欠かせません。
英語発音技能検定EP−Pro®は、発音の試験を通して気づきを与え、改善のための行動につながるよう、受験後のフィードバックや個別アドバイス、ミニ講座、信頼できる先生の紹介など、さまざまな形で支援を行っています。その取り組みが指導者の成長につながり、さらにその先の学習者へと良い影響が広がっていく。この仕組みは、日本の英語教育をより良くしていくための、とても意義ある活動だと感じています。
私も理事として、この活動をさらに発展させ、一人でも多くの指導者、そしてその先にいる学習者の成長を支え、日本の英語教育がより良い方向へ進んでいくように、力を尽くしてまいります。どうぞよろしくお願いいたします。
このコラムを書いたのは…
田尻綾子 一般社団法人 Triple C 協会理事
埼玉県在住、日本酒好き。
学生時代は英語が苦手だったものの、ホームステイをきっかけに、英語が話せることで広がる世界に魅了され、養護教諭養成学科から英語の道へ方向転換。カナダでのワーキングホリデーを経て、大手英会話スクールや企業向け語学研修会社での指導経験を積む。苦手だったはずの英語、そして発音が、いつしか自分の得意分野に。現在は、発音指導を軸とした英語コーチングや発音講座、英語コーチ養成講座を主宰。学習者だけでなく、英語を教える指導者の成長もサポートしている。
