社名 | 一般社団法人Triple C協会 |
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設立 | 2017年6月 |
所在地 | 和歌山県和歌山市本町3丁目32番地 |
代表理事 | 菅沼 直子 |
理事 | 高岸 充子 |
事業内容 | 英語発音能力向上のための検定試験の運営及び資格認定事業 英語発音の研究及び情報の提供 英語発音教材の開発 英語発音指導のための研修 |
連絡先 | info@ep-pro.jp |
一般社団法人Triple C協会の Triple C は、Coaching Confident Communicators の頭文字からきています。これは、「自信をもってコミュニケーションできる人材を養成する」という当協会の理念に基づいています。
グローバル社会で活躍するためには、異文化理解力と多様性受容力が求められます。英語は単なるツールでしかありません。
このツールは使いこなすことができれば大変便利なものである反面、正しく使えなければコミュニケーションは成り立ちません。会話によるコミュニケーションにおいて、「わかりやすい発音」は必須です。
一般社団法人Triple C協会は、英語でコミュニケーションを取る上で欠かせない、「わかりやすい発音」「伝わる発音」をしっかり指導できる先生を養成していく事を目的として設立されました。
日本の英語教育をとりまく環境を少しでも変えることができればこれほど嬉しいことはありません。
代表理事 菅沼 直子
1972年生まれ。東京都出身。慶應義塾大学環境情報学部卒。
5 歳~9 歳までの間、アメリカのサンフランシスコ郊外で過ごす。大学卒業後は玩具メーカー営業職に1年勤務。退職後、結婚、出産を経て二男二女をもうける。子どもの小学校入学をきっかけに小学校英語活動のゲストティーチャーを6年間務める。離婚後、子ども4人と和歌山へ移住。生活のために始めた英会話講師の仕事を通じ「地域による教育格差」と「日本人の根深い英会話コンプレックス」を強く感じ、これらを解消する方法を探るようになる。指導者のスキルアップこそがカギとなるのではないかと考え、2016年に株式会社プロスキル、2017年に一般社団法人Triple C協会を設立。【英語発音技能検定EP-Pro®】及び【英語発音技能測定テストEP-Jr®】を開発運営。2021年には音声連動型【英語学習教材シリーズEP-edu】を開発。
この度の【英語発音技能検定EP-Pro®】のサイトリニューアルに際し、感無量の思いです。
思えば5年前の2016年。
ろくにビジネスの知識もなく、2010年に離婚するまではずっと専業主婦として4人の子どもを育てるお母さん業をしていた私が起業をすることになるなんて、夢にも思っていませんでした。
ただ、子どもの教育環境については、恐らく人一倍関心が高かったのだと思います。幼少期にアメリカに住んでいた経験から、日本の教育との違いを肌で感じたこと。そして帰国してから生まれた弟がダウン症だったという事も、「人を育てる」という営みがどれほど尊く、そしてどれほど重要かを深く考えるきっかけとなりました。自分の子どもを育てるにあたり、たくさん悩み、その都度ベストな方向を選んでいったつもりです。また、東京から和歌山へ移り住んだことで、公教育の地域格差が想像以上に大きいことにも気づきました。
離婚をしてから働くようになり、初めは食べていくために得意な英語を活かして英会話を教えていました。そこでだんだんと日本の教育環境について疑問を持つようになりました。大人になってから発音矯正を始める人の多さに驚き、そもそもなぜ義務教育のうちにきちんと発音を教えないのか疑問を持つようになりました。
音楽の先生は音符が読めてピアノを弾くスキルが求められます。水泳指導をする先生がカナヅチでは困ります。英語だって同じです。違う言語なのだから音の出し方が違うのだ、という当たり前の入り口から教えていく事が大切です。
もちろん、英語は発音がすべてではありません。しかし、学び始めのステップで音の違いをしっかりと確認しなければ、その後のリスニングやライティングにも影響が出てきます。つまり、結局は「通じる英語」になるまでに大きく遠回りしてしまう事になるのです。
私の夢は、日本のすべての小中学校で、フォニックスから英語を学び始めることができる環境を作ることです。子ども達が全国どこの学校に通っていても、しっかりと英語の正しい発音を学べるような環境を整えることです。日本ではまだまだフォニックス指導の大切さが浸透していませんが、発音学習こそが言語を習得する際の第一歩である、ということが常識となる日を夢見ています。トライするための目標=検定が、微力ながらも日本の英語教育を変えていくことに繋がり、それがひいては日本人全体の英語力向上に結び付けば、私にとってはこの上ない喜びです。
我が子には選択肢を増やしてあげたいから。我が子には苦労させたくないから。そう願って早期からお子さんを英会話スクールに通わせている保護者様も多くいらっしゃいます。今や楽しく英語を身につけるのは当たり前ですが、すべての学習者が、目指す目標は何なのかということをしっかりと見極めて、一歩一歩着実に英語学習を進めていけるよう、願っております。
今後も多くの保護者の方々や先生方のご協力が必要となります。
我々も精一杯頑張りますので、ご理解、ご賛同いただけましたら幸いです。
2021年10月
一般社団法人Triple C協会 代表理事 菅沼直子