コラム

指導者に求められる発音指導力

検定

発音指導は後回しでいい?

本検定は「英語の発音指導力」というスキルに焦点を当てています。これは本来ならば英語指導者としては最低限備えておきたいスキルのひとつです。英語を使ったコミュニケーション能力を向上させるためには必要不可欠なスキルです。

英語の発音指導がきちんとできていれば、生徒さんの「話す力」「聞く力」「読む力」そして「スペリング力」の4つの力が同時にアップします。

ところが、「自分の発音に自信のない先生」は中学校で約半数、高校で約2割。

小学校では、なんと約7割の先生が「英語が苦手」と感じています。

(参考文献:鳥飼玖美子著「本物の英語力」)

フォニックスの指導者を増やしていくことがカギ

英語を母国語とする各国では小学校の低学年の児童にフォニックス指導を行っています。英語の綴り時と音声のルールを学びます。

日本の学校ではこのフォニックスの指導を出来る先生が圧倒的に少ないのが現状です。大学の教職課程で発音指導について学ぶ機会が特にないのが現実です。

フォニックスのルールは決して難しいものではありません。基礎からしっかり学べば、誰でも理解することが出来ます。

フォニックスが難しいと感じられる原因は;

・日本語を話す時に使わない筋肉を使う

・日本語を話す時とは違う口の動きが必要

という点だと考えられます。

この違いは「普段日本語を使っている日本人」だからこそ、理解できるものです。「普段日本語を使っていない外国人」には日本語と英語の特徴を比較することが出来ません。ですから、発音指導は日本人に任せた方が効率が良いのです。

本検定を通じて、自信をもって英語の発音指導ができる先生を育成して増やしていくことが、真の国際コミュニケーション力向上のカギとなると信じております。


このコラムを書いたのは…

菅沼直子 一般社団法人Triple C協会代表理事 2男2女の母


菅沼直子 一般社団法人Triple C協会代表理事 2男2女の母
東京都出身。幼少期をアメリカで過ごし、慶應義塾大学環境情報学部卒業。和歌山で英会話講師として働くなかで、地域による教育格差と日本人の発音コンプレックスを痛感。「先生のスキルアップこそが鍵」と考え、2017年より英語発音技能検定EP-Pro®・EP-Jr®を開発運営。音声連動型教材EP-edu®、先生向けEP-Proスキルチェック、ミニ講座など、英語を教える先生を支える活動を続けている。

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