コラム

コミュニケーション手段としての英語

発音
先日、大変興味深い記事を見つけました。

発音が悪くても大丈夫!ってホントなの?

http://globe.asahi.com/news/2018020600001.html

米国アップル本社に在籍経験のある方の見解は「なるほどなぁ」が詰まっていました。

なぜ英語を学ぶのか

お教室を運営されている先生方は、生徒様に必ず確認していると思います。

なぜ英語を学びたいのか(あるいは学ばせたいのか)

・グローバル社会に対応する力を身につけるため
・仕事で英語が必要
・外国人と交流したい

などなど、様々な目的があると思います。

言うまでもなく、すべてに共通するのは、コミュニケーション手段としての英語だということです。

相手ありきのコミュニケーション

さて、コミュニケーションとは一体なんぞや?という点について。

しっかり考えたことはありますか?

不思議なことに、Communication という英語にぴったりの日本語訳を見つけることができません。

一番大切なのはこの単語に「相互の」「双方の」「交わす」という意味が含まれていることです。

つまり一方通行では成り立たないのが Communication です。

さて、これを念頭に入れて、もう一度考えてみましょう。

なぜ英語を学びたいのか(あるいは学ばせたいのか)

言語はコミュニケーションを円滑にするために必要なツールですが、あくまでも気持ちや意見を相手と「交わす」ためのものです。

自分の仲間にしか通じない、独りよがりの発音で話していたらコミュニケーションは成り立つかしら?

文法も、単語力も、度胸ももちろん大切です。

しかし、キャッチボールと同じで、相手が受け取りやすい英語、つまり聞き取りやすい英語 で話す事の大切さに気付けた時、本当の意味でグローバル社会に対応する力が身についた、と言えるのではないでしょうか。


このコラムを書いたのは…

菅沼直子 一般社団法人Triple C協会代表理事 2男2女の母

1972年東京都出身。5~9歳までの間、アメリカのサンフランシスコ郊外で過ごす。帰国後は公立の小・中・高で学び、1995年慶應義塾大学環境情報学部卒業。子どもの小学校入学をきっかけに東京都内で小学校英語活動のゲストティーチャーを6年間務める。離婚後、子ども 4 人を連れて和歌山へ移住。生活のために始めた英会話講師の仕事を通して『地域による教育格差』と『根深い日本人の英語発音コンプレックス』を強く感じ、この2つを解消できる方法を探るようになる。英語を教える先生のスキルアップこそが日本人の英語コンプレックスを無くしていくカギとなるのではないかと考え2017年より【英語発音技能検定EP-Pro®】及び【英語発音技能測定テストEP-Jr®】を開発運営開始。2021年には音声連動型【英語学習教材シリーズEP-edu®】を開発。

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