学校開放月間
みなさん、こんにちは。理事の高岸です。
今年も残すところ1ヶ月と少しとなりました。ハロウィンが終わったと思ったら、近所のショッピングモールはクリスマス一色。そして、はやくも飾りしめ縄がお花コーナーで販売されていました。年末まであっという間でしょうね。
さて、11月は我が子の小学校の「学校開放月間」。
保護者や地域の方が自由に小学校を訪れ、授業を観られるという月になっています。コロナ禍で3年ぶりの開放月間。私も行ってまいりました。
このイベントの良いところは、なんといっても「普段と変わらない児童と先生の授業の様子を垣間見ることが出来る」こと!参観日だと、児童も先生も緊張していますが、開放月間は「いつ保護者や地域住民が観に来るかわからない!」という、先生側としては油断のできない(笑)ものですね、きっと。
末娘は3年生。外国語活動も始まっており、ALTの先生の授業があると知り、その授業を「偵察」に行ってまいりました。が、衝撃の事実が!!!
ALTの先生、大変日本語が堪能でいらっしゃるがゆえ、授業のほとんどが日本語で行われていたのです!
えっ!えっ!ちょっと待って!
英語で話したの、その日のTeaching Pointである、”Do you like (食べ物) ?”、 “Yes, I do.”/”No, I don’t.”と red, yellow, blue … の色。それと、Rock, scissors, paper, 1.2.3! 最初と最後の挨拶、”Good morning!”、”Good-bye!”
それだけだったのです。あとは流暢な関西弁。
びっくり仰天でした!
小学校でのALTの役割
小学校でのALTの役割は、
- ・学級担任を英語面でサポート
- ・生きた英語の提供
- ・児童のコミュニケーション意欲や学習意欲の向上
(coeteco.jp【小学校】ALT/JTEって何の職員?-役割・仕事内容について解説- 参照)
しかしながら、我が子の学校でのALTの先生はどれにも当てはまらない・・・
これではあまりにも子供たちが可哀想です。
きっと、私の表情がすごかったのでしょう。担任の先生が来られて、おっしゃいました。
「ご覧のとおり、日本語が飛び交っています。○○先生(ALT)、日本語がめちゃくちゃ上手なんで。子供たちは楽しんでいるんですけどね。でも、ALTの先生が日本語しゃべられるんで、私(担任)も英語を言いにくくて…。」
そりゃそうでしょう!「英語に自信がないんです…」とおっしゃりながらも頑張って外国語の授業を英語でやられている担任の先生が委縮してしまうのも無理はないですよね。
是非ともALTの先生には、しっかりと「自分の役割はどういうものなのか」というのを再認識していただき、これからの国際人となる子供たちのためにALTだからこそできる英語指導に取り組んでいただきたいと願います。
また、担任の先生も自分の英語に恥じらうことなく、自信をもって授業で英語を発する事ができるよう、指導力を磨く重要性を感じました。
先生の英語の発音
例えば英語の発音。「自分の英語の発音に自信がない」と多くの小・中学校の先生が苦手意識をもっていらっしゃいます。しかし、その発音に対する苦手意識を少しでも自信に変える方法があるんですよ!フォニックスの知識を身につけるだけで、自分の発音がネイティブスピーカー並みに激変させることができるんですよ!と声を大にしてお伝えしたい!
私たちが運営している【英語発音技能検定 EP-Pro®】を受験する事で、発音練習に取り組み、受験後の丁寧なフィードバックとサポートで、必要ならば、発音のプロと一緒に更なる発音練習に励む。日本で、自宅にいながら、通じる英語の発音を身につけることができるのです。ぜひ、一人でも多くの先生方に【英語発音技能検定 EP-Pro®】で「苦手」を「自信」に変えていただきたいと切に願っています。
このコラムを書いたのは…
高岸充子 一般社団法人 Triple C 協会理事 1男2女の母
奈良県出身。英語指導者の母の影響で、幼少期から世界各国の人々を家庭で受け入れるホームステイボランティアの環境で育つ。中・高・大とアメリカ・オーストラリア・イギリスでのホームステイや留学を経験。卒業後、アメリカ・メイン州の工科大学・学生課でインターンとして勤務。帰国後は、大手英会話学校にてキッズ主任講師・こども英語講師養成講座セミナー講師、レッスン作成事業にも携わる。現在は英会話レッスンを自宅でおこなっている。好きな言葉は、The sky is the limit!=可能性は無限!