コラム

英語のイントネーション

英語で話したり英文を音読したりするとき、みなさんは何に気をつけていますか?

「発音」と答える方が大半ではないでしょうか。

もちろん、きれいな発音を心がけることはとっても大切なことです。

しかし、発音と同じくらい、もしくはそれ以上に大切なものが実はあります。

それは「イントネーション(抑揚)」です。

単語レベルではクリアに発音ができていても、文章になると急にぎこちなくなってしまう…。英語発音技能検定EP-Pro®の受験者の多くに見られる傾向の一つです。

ぎこちなくなる原因は、文中の単語の発音を一つ一つ丁寧にしすぎてしまっていることにあります。つまり、全ての単語に同じストレス(強さや長さ)を置いて発音しているということです。

(余談ですが、先日、新幹線に乗車した際、車内放送で流れてきた乗務員の方の英語のアナウンスを聞いたときも、全く同じことを感じました。)

英語のイントネーション

英語は、一音一音を同じ長さで読む日本語とは違います。

強く(高く)、長く読む単語もあれば、弱く(低く)、短く読む単語もあります。

このことを意識せずに同じストレスで単語を並べて一生懸命話したとしても、残念ながら非常に聞きとりにくい英語となってしまうのです。

  • 文章の意味をきちんと捉えて強調すべき個所はどこか
  • どのように言うか

この2つが重要なポイントになります。

イントネーションひとつで印象や伝わり方はガラリと変わります。

平坦な言語だと言われる日本語を普段使っている日本人にとって、英語独特のイントネーションやリズム、リエゾン(単語のつながり)にまで気を配りながら英語を上手に話すことは、簡単なことではありません。

だからと言って、無理だと決めつけないでください!

トレーニングをすればいいのです。

とてもシンプルですが、ネイティヴスピーカーの真似をするのが一番です。

お気に入りの映画のセリフなど、気持ちや感情をこめて練習してみてください。

英語がグンと伝わりやすくなりますよ!


このコラムを書いたのは…

A.N.【英語発音技能検定EP-Pro®】採点者。8~10歳までの間、アメリカのオハイオ州で過ごす。現地の子ども達が学ぶのと同じ方法でフォニックスを習う。【英語学習教材シリーズEP-edu】音声モデルリーディング担当。現役の英会話講師でもある。

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