コラム

気をつけて!”You can sit here.” で思わぬ恥をかかないよう

発音

~ 発音できていますか?sとsh ~

 

教室でもビジネスでも、よく使う言葉、sit。

発音、しっかりできていますか?

うっかりカタカナ英語で「シット」と言っていませんか?

気づかないうちに、ものすごーく下品な事を口にしていませんか??( ̄▽ ̄;)

違いますよ!「s」と「sh」と「し」

見落としがちですがsの発音は日本人にとって難しい音のひとつです。

see」  「she」  「しい」

この3つの発音の仕方は違います。

日本語の「し」を発音するとき、息はどこから出ていますか?上下の歯を軽く合わせ、合わせた奥歯から前歯までのほとんど全部の歯の間から均等に息を出して言っていますね。また、初めから声が出ている、有声音です。(ここで「ん?」と思った方は、「有声音と無声音」のコラムをご覧ください)

比較的簡単なのはshの音です。上下の歯を合わせ、上下真ん中の4本の歯がちょうど見えるくらいに唇を開けてみましょう。(ROCKYのシルベスター=スタローンみたいな口…わかりますか?笑)上下4本の前歯を見せながら「シュウゥゥゥ」と息を吐くとshの音になります。shは無声音で!

次に、sの音です。sは唇の形はあまり関係なく、楽に軽く開けてください。上下の歯をほんの1mmか2mmくらい開けて、狭い狭い息の通り道を作るようなイメージで、上の歯の裏の歯茎の辺りに舌をあてます。風船の口をすごく狭く小さくした時に、sssss~と空気が漏れますが、そんなイメージで発音するのが正解です。小さな小さな穴から空気が漏れる音がsの音です。

使い分けがなかなか難しいですが、しっかり練習しないと思わぬ恥をかきますので、ご用心、ご用心。。。


このコラムを書いたのは…

菅沼直子 一般社団法人Triple C協会代表理事 2男2女の母

1972年東京都出身。5~9歳までの間、アメリカのサンフランシスコ郊外で過ごす。帰国後は公立の小・中・高で学び、1995年慶應義塾大学環境情報学部卒業。子どもの小学校入学をきっかけに東京都内で小学校英語活動のゲストティーチャーを6年間務める。離婚後、子ども 4 人を連れて和歌山へ移住。生活のために始めた英会話講師の仕事を通して『地域による教育格差』と『根深い日本人の英語発音コンプレックス』を強く感じ、この2つを解消できる方法を探るようになる。英語を教える先生のスキルアップこそが日本人の英語コンプレックスを無くしていくカギとなるのではないかと考え2017年より【英語発音技能検定EP-Pro®】及び【英語発音技能測定テストEP-Jr®】を開発運営開始。2021年には音声連動型【英語学習教材シリーズEP-edu®】を開発。

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