松村 享花様
2023年4月合格
滋賀県|高校教員
生徒の誰もがきっと、英語を話すならきれいな発音で話したいという思いを秘めているはずです。生徒が理想の English Speaker に近づくために、発音のお手本になれて、わかりやすい発音指導ができる教員が増えることを願っています。この試験は、そんな先生方をサポートし、成長させてくれる試験です。
特級合格 おめでとうございます!
松村先生のプレゼンテーションは、タブレットを駆使した、大変わかりやすく、細部にわたる工夫がすばらしかったです。「こんな先生に英語を教われば、そりゃあ生徒も英語が好きになるはずだ!」と、拝見しながら心が躍りました♪
松村先生のご指摘の通り、今の日本では、教員や教員志望の学生が発音やその指導方法を学ぶ機会があまりないという現実があります。それを少しでも変えるきっかけとなれば…という想いで開発した検定ですので、向上心溢れる松村先生のような現役の先生が受験して下さったが本当に嬉しいです!
日本の未来は明るい!
受験のきっかけ
私が日々向き合っている生徒たちは、こちらが想像する以上に英語の発音に興味を示しています。発音が上手なクラスメイトには憧れの視線が向けられ、発音が上手ではない教員にはやたらと厳しい視線が向けられます。生徒たちに「英語が上手な人」のイメージを聞くと、必ずといってよいほど「発音が上手な人」という意見が出ます。もちろん、発音が英語学習のすべてではありませんが、どんなに正しい文法で素晴らしい内容を話していても、発音が不明瞭だと伝わりません。きっと、生徒たちも英語を話すならきれいな発音で話したいと思うはずです。
しかし、現実として、生徒の多くは正しい発音がわからないまま公教育を卒業していきます。教員や教員志望の学生が発音の指導方法を学ぶ機会は多くはありません。
民間の英会話講師の先生が、「学校で正しい発音を学べなかった」生徒さんの学びなおしのために尽力しておられるという悲しい声もよく聞きます。
発音教育を私一人の力で変えることは難しいですが、まずは私自身が明瞭な発音を身につけ、生徒にとっての理想の English Speaker になりたいと思い、この試験を受験しました。
受験してみて
実際に試験を受験してみて、もっと教員の方々に受けてほしいという気持ちが強まりました。
まず、ビデオで録画する形式のため、自分自身の姿から学ぶことが多くあります。自分が話している様子をビデオで撮ってみると、話している最中には気づかなかった発音の癖や通じにくい箇所に気づくことができました。時には自分の未熟さにショックを受けながらも、何度も撮影を繰り返す過程の中で通じやすい発音を究めることができました。
そして、合格通知とともに届いたフィードバックを受け、さらに理解を高めることができました。録画したときになんだか納得がいかないなと思っていた部分も見事に見透かされていて、うまくいくためのアドバイスを的確にくださったのは驚きでした。
今後へ向けて
生徒たちが、発音が上達したおかげで「相手の言ったことがわかった」、「自分の言いたいことが伝わった」という成功を体験し、自分のなりたい English Speaker の姿に近づいていくためにも、これからも発音と向き合い続けたいと思います。
特級を取得してから、世界中の特級ホルダーの先生とつながることもできました。さまざまな現場でご活躍されている先生のお知恵を拝借しながらも、英語を教える者として成長していけたらと思います。
協会のみなさま、素敵な機会をありがとうございました。