コラム

リスニングを伸ばしたければ発音力をつけよう!

発音

~口の形はとても大事~

一石二鳥!リスニング力を上達させたかったら発音力をあげよう!

あなたは自分の英語が通じなくて困った経験はありませんか?
また、相手の言っている英語が聞き取れなくて困ったことはありませんか?

英語でコミュニケーションをとれるようになりたい…。
リスニング力を上げるために英語教材を買ってみたり、ネイティヴの先生がいる英会話スクールに通ってみたり。英字新聞を買って読んでみたり、Skypeで外国の人と話してみたり。

インプットとアウトプット、リーディングとリスニング、試行錯誤で色々試してはみたけれど、いつまで経っても聞き取りが苦手、喋れない、この間も旅行に行ったときに通じなかった……。
一体いつになったら上達するんだろう?
もしかして私、センスない??

実は、英語のコミュニケーションスキルを向上させるカギは発音力強化にあるんです。自分で出せる音は聞き取れる。逆に言うと、自分で出せない音は雑音にしか聞こえないんです。リスニング力をアップさせるには、発音力を身に着ける。これが一番の近道です。

発音なんて大人になってからでは矯正できないのでは、と思い込んでいませんか?

子どもの頃に海外に住んでいた、小さい頃からトレーニングしていた、そんな人にしかきれいな英語の発音はできないと思っていませんか?

そんなことはありません。努力すれば、どんな人でもネイティヴスピーカーと同等の発音力を身に着けることが出来ます。発音は筋トレです。口元、舌、唇の正しい動かし方を学び、スポーツのフォームを覚えるように身体で覚えるくらいにとにかく練習!普段使っていない筋肉を動かすことに慣れたら、大丈夫。

自分で出せる音は、聞こえる。いつの間にかリスニング力まで上がっていることに驚きますよ。

人は誰かの話を聞くときに、どこに視線がいっているでしょう?

「人の目を見て話す」
「人の話を聞くときはちゃんと目を見なさい!」
人と人がコミュニケーションを取る時、私たちの視線は相手の顔、主に目のあたりを見ていると思います。でもこれ、実はある条件が整っている時だけなんです。ある条件とは;「お互いの言語が通じ合っている時」です。

英語圏の人はコミュニケーションをとる時、案外口元を見て、相手の言っている単語の綴り文字を想像しています。電話やアナウンスが聞き取りにくいのは、相手の口元が見えないからです。

リスニングの上達には、音だけを延々と聞くよりも、視覚とセットが一番の早道です。文章などの文字と音、喋っている人の口元と音、歌詞を見ながら歌を聞く、などはとても有効です。

口の形って実は大事

相手の口元を見て、単語の綴りを想像している…という事は、正しい口の動きを体得していれば、多少の訛りがあってもしっかり通じるのです。

例えば、BとVの文字を発音するときの口の形は全然違います。Bの音を出す時は唇をしっかり閉じるので、「very」と言うつもりで「ベリー」と言うと、相手は「berry」と認識します。Vを発音するときの口の形を身に着けることで、このような混乱を回避することが出来るのです。


このコラムを書いたのは…

菅沼直子 一般社団法人Triple C協会代表理事 2男2女の母

1972年東京都出身。5~9歳までの間、アメリカのサンフランシスコ郊外で過ごす。帰国後は公立の小・中・高で学び、1995年慶應義塾大学環境情報学部卒業。子どもの小学校入学をきっかけに東京都内で小学校英語活動のゲストティーチャーを6年間務める。離婚後、子ども 4 人を連れて和歌山へ移住。生活のために始めた英会話講師の仕事を通して『地域による教育格差』と『根深い日本人の英語発音コンプレックス』を強く感じ、この2つを解消できる方法を探るようになる。英語を教える先生のスキルアップこそが日本人の英語コンプレックスを無くしていくカギとなるのではないかと考え2017年より【英語発音技能検定EP-Pro®】及び【英語発音技能測定テストEP-Jr®】を開発運営開始。2021年には音声連動型【英語学習教材シリーズEP-edu®】を開発。

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