特級ホルダー交流会を開催しました
【英語発音技能検定EP-Pro®】のリニューアルから、もう少しで1か月経とうとしています。
そんな中、特級ホルダー交流会を開催しました!
この交流会は不定期ですが年に5~6回程度、オンラインでおこなっています。このコラムを書いている2025年11月27日現在、【英語発音技能検定EP-Pro®】の特級ホルダーは102名になりました!
ついに…3桁の大台に乗りました!!
新しいお顔ぶれのみなさまがたくさんお越しくださいました!

先日の交流会は、約半数の方が初参加の方でした!みなさま、お忙しい中お越しいただきましてありがとうございました♡
中には「この交流会に参加するのを目標に、特級の試験を頑張った!」という方もいらっしゃいました。本当に嬉しく思います!!!
今回はリニューアル直後の交流会ということもあり、この日は”交流”というよりも、これから【英語発音技能検定EP-Pro®】に挑戦するご自身の生徒様方のための情報収集を熱心になさっていたことが、印象深かったです!
「ここは どういうふうに発音すれば点を引かれないのですか?」
「ここで点を引かれないようにするためにどのように指導すればよいですか?」 というご質問もいくつか頂戴いたしました。
検定は”自分で向き合う学び”です
ちょっとここで、代表理事の私(菅沼)の想いを語らせていただきます…!
日本では、一般の学習者が「英語=学生時代の点数・成績」をもとに「英語=不得意科目」という自己イメージを持ちやすく、私は個人的に、その構造そのものに疑問を持っています。私は英語を美術や音楽のような副教科として扱うべきだと思っていて、成績のためではなく“表現の道具”として学ぶ環境が必要だと感じています。
一方で、私は発音の検定を運営しています。
矛盾しているように見えるかもしれませんが、実際にはその目的がまったく異なります。
指導する立場にある人は、生徒の学びの方向性を左右する責任があります。誤った音を教えると、生徒は長い時間をかけて遠回りしてしまう。そのミスリードを防ぐために、専門職としての基準を可視化する必要があるのです。
だから私は、
「学習者の英語力を選別するテスト」は否定しながらも、
「指導者の責任を確認する検定」は必要だと考えています。
この二つは矛盾ではなく、役割の違いから生まれる当然の線引きなのだと思っています。
「検定」となると、どうしてもゴールが『合格』になりがちですが、そうではなく、合格を目指す過程で発音スキルが向上し、また試験に向けて取り組む過程で、指導の際のヒントも見えてきます。それこそがゴールだと考えています。
合格はあくまで“結果”であって、目的ではありません。
音そのものが整えば自然と合格に近づきます。
特級ホルダーのみなさまには、生徒様を「合格させる」ためではなく、生徒様が音と正面から向き合い、誤った方向に進まないように導くという本質的なサポートをお願いしたいと考えています。
【英語発音技能検定EP-Pro®】は、“点数のために英語を学ぶ”という価値観を変えるために作りました。
どうか、その理念を共に守り育てていただければ幸いです。
このコラムを書いたのは…
菅沼直子 一般社団法人Triple C協会代表理事 2男2女の母
1972年東京都出身。5~9歳までの間、アメリカのサンフランシスコ郊外で過ごす。帰国後は公立の小・中・高で学び、1995年慶應義塾大学環境情報学部卒業。子どもの小学校入学をきっかけに東京都内で小学校英語活動のゲストティーチャーを6年間務める。離婚後、子ども 4 人を連れて和歌山へ移住。生活のために始めた英会話講師の仕事を通して『地域による教育格差』と『根深い日本人の英語発音コンプレックス』を強く感じ、この2つを解消できる方法を探るようになる。英語を教える先生のスキルアップこそが日本人の英語コンプレックスを無くしていくカギとなるのではないかと考え2017年より【英語発音技能検定EP-Pro®】及び【英語発音技能測定テストEP-Jr®】を開発運営開始。2021年には音声連動型【英語学習教材シリーズEP-edu®】を開発。
