第5回スペシャルウェビナー開催報告
英語発音技能検定 EP-Pro® 特級ホルダーの平田 明子先生によるウェビナーを2025年2月8日に開催いたしました。
英語の『音』に魅了され、発音のスペシャリストとして今まで数多くの生徒さんを指導されてこられた平田先生。
「英語の学習は音素だけでなく、音に興味を持ち、そして音に強くなる！それが、その後の英語学習全てに影響してくるのです。」と打ち合わせの時にもおっしゃられていました。
ウェビナーのタイトルは、
～ゴールから逆算して考える～
音に強い生徒をそだてる「発音指導ロードマップ」
ゴール設定を、
１．伝わる（伝えたい言葉が相手に伝わる発音で話せること）
２．聞ける（自然な英語が聞き取れること）
３．読める（長文を早く読めること）
とし、そのためには、どのような指導法が効果的なのかについてご講義いただきました。
平田先生の生徒さんに伝わりやすい説明の仕方、言葉選び、そしてユニークな練習方法は、指導者としてすでに活躍されている受講者の方、発音について知識を習得したいと受講された方々、そして当事務局スタッフにとりましても大変実りある時間となりました。
一部ですが、受講者の方の声をお届けします。
・耳の臨界期前後の生徒さんの発音は先生が言い直したのを聴いてもらい、耳から修得するのが一般的と思っていましたが、後のことを考えると「頻出単語」や「日本人が勘違いしている発音」の発音記号は小学生のうちから学んでおくのは英語の基礎力を上げるのにとても良いとだと思いました。ゴール設定の①②は私も日頃生徒さんによく言っていますが、③の長文を早く読めること「英語の語順を耳から入れるアプローチ」は新鮮でした。大人の資格試験対策にも使えそうですね。
・4技能の中心は”音”ということを改めて理解することができました。
・生徒さんへ、日々のレッスンで、最低限５つの母音を教えてあげたいと思いました。ポンプ練習、受動的リスニングから能動的リスニングへ、前からカタマリで読むトレーニングなど、生徒さんの指導に役立つものばかりでした。
・どこに焦点を当てるといいかなどのtipsに溢れていて、様々なステージに合わせたアドバイスがとても勉強になりました。
・音声変化はルールとして覚えるより、英語らしく発声すると自然と起こるものだと知って自ら実践してみることが大事ということが一番印象に残りました。平田先生独自のトレーニング方法も大変参考になりました。
・発音から長文が読めるようになるということがすごく新鮮な驚きでした！発音に関しても先生の本を読ませていただき、とてもわかりやすかったので、長文読解やリスニングに感しても平田先生がこれまでに研究されたことを、もっともっと知りたいと思いました。また、やはり発音指導とは大体の一般論はありますが、細かい発音指導は1対1のパーソナルでしていくことが1番有効だと言うことも感じました。
※平田先生のご著書：「最短で英語発音を変える本」～まずどうすればいい？が今日からわかる～
平田先生がウェビナーの最後に、「言葉はやっぱり『音』ですからね。この『音』が中心となってすべての技能は繋がっているんです。」とおっしゃっていたのが講義内容の全てが一本の線で結ばれたようになり、大変印象的でした。
その大事な『音』の部分が日本の英語教育の過程で欠落してしまっているから「英語が苦手」な日本人が出来上がってしまっているのではないかと、当協会の菅沼代表理事。
「英語の音にこだわる指導者が増えることが日本のこれからの英語教育の未来を変える！」そのために、より多くの指導者の方が英語発音技能検定 EP-Pro®を活用していただければ幸いです。
今回、快くウェビナー講演を引き受けて下さいました平田先生。また、アーカイブ配信受講を含む、お申込みいただきました45名の皆様にこの場をお借りしてお礼申し上げます。本当にありがとうございました。
年に二回、このようなスキルアップのためのウェビナーを開催しております。
是非、引き続きご参加くださいませ。
このコラムを書いたのは…
高岸充子 一般社団法人 Triple C 協会理事 １男２女の母
奈良県出身。英語指導者の母の影響で、幼少期から世界各国の人々を家庭で受け入れるホームステイボランティアの環境で育つ。中・高・大とアメリカ・オーストラリア・イギリスでのホームステイや留学を経験。卒業後、アメリカ・メイン州の工科大学・学生課でインターンとして勤務。帰国後は、大手英会話学校にてキッズ主任講師・こども英語講師養成講座セミナー講師、レッスン作成事業にも携わる。現在は英会話レッスンを自宅でおこなっている。好きな言葉は、The sky is the limit!＝可能性は無限！
