コラム

新理事 大西よりご挨拶

検定

  発音指導に尽力されておられる指導者の皆様、こんにちは。

  この度Triple C協会の新しい理事として選任をいただきました、大西由紀子と申します。

  どうぞよろしくお願いいたします。

  私は2018年6月に特級合格者第一号として合格・認定を受けた、とてもラッキーな英語指導者です。そこから「第一号特級ホルダー」として、自分の住む地域でこの検定試験をより広く認知してもらえるよう発信し続け、今に至ります。

  発音指導への思い入れが強くなったのは、自分の関わる子どもたちの発する英語の発音と、スピーチコンテストのファイナルに見事選ばれ入賞できた子どもたちの発音が「違う」と感じたからです。「どうして?」「どうやればネイティブの人が話すみたいに、自分の生徒たちも自然な英語らしい発音ができるのだろうか?どうしてあんなに堂々と自己表現ができるのだろうか?」と肩を落として京都の会場を後にしたのは忘れもしません。

  その時から教室での発音指導の取り組み方、学び方が変わりました。今から10年くらい前のことです。

  それ以来、「自分が発音できない音は聞き取れない」という事実に基づき、文字と発音をしっかりマッチさせること、子どもたちの発音のそれぞれの癖についてもしっかり丁寧に標準に近づけていくこと、またより手に伝わる話し方も意識しながら、語句単位の音の出し方だけでなく、センテンス、パラグラフ、スピーチ全体それぞれについての強弱、緩急、抑揚を指導することを含め、子どもたちのサポートに邁進しております。

  指導内容の中にフォニックス、そして発音の指導、スピーチの指導を入れるようになってからは、スピーチ大会にチャレンジしたいという子どもたちが増え、地元中学校・高校の弁論大会はもちろん、全国レベルの大会(高円宮杯中学生英語弁論大会、全国ジュニア英語スピーチコンテスト等)にも入賞できる子どもたちが増えてまいりました。

  しかし、検定で合格を取ることにフォーカスするのではなく、その目標に向かって、自分の癖や課題と向き合い改善していくプロセスにフォーカスすることができた自分は、生徒との向き合い方においても、その姿勢に変わりはありません。つまり、決して「賞を取る」ということにばかりこだわるのではなく、そもそも「相手に伝えるとは?」「相手がストレスなく聞くことができる発音で、理解し、共感してもらうには?」という根本的な観点から”How”を考え、その方法、課程をみつめながらよりよく改善することにコミットしています。

  特級ホルダーのみなさんとの交流会が始まり、私も国内外の先生や英語コーチの先生方と情報交換ができることをとても楽しみにしておりました。コロナ禍という大変な中でも、Zoomを利用し、逆に普通では関われないような遠くはなれた場所におられる先生方ともお会いし、お話しを聞くことができています。

  また、特級を取っても、引き続き変わらず自己研鑽を続け、より自分を磨いておられる先生方の存在にはとても刺激を受け、「私ももっともっと頑張ろう!」そんな気持ちをさらに育てていただいております。

  本検定だからこそ得られる繋がり、ご縁は本当に宝物です。オフラインでもお目にかかれるのを楽しみにしております。

  2022年7月に選任され、初めて顔を合わせ、スタートを切りました。代表理事の直子先生、充子先生と共に、よりワクワクできるチャレンジをこれからも積み重ね、日本だけでなく、海外でも頑張る日本人の英語学習者のみなさんの力になれるよう、尽力していく所存です。

  直子先生の熱い想いに共感した私たちが、同じように共感してくださっている先生方とともにタッグを組んで、日本の子どもたちの英語教育に風穴をあけ、新しい風を吹かせることができたら、こんなに嬉しいことはありません。

「日本人の発音が綺麗になってきた」

「日本人の英語の発音はとても聞き取りやすい」という評価を、海外の英語話者の方々から頂けるようになる、そんな日を目指して・・・。


このコラムを書いたのは…

大西由紀子

一般社団法人Triple C協会理事 英語発音技能検定EP-Pro®特級第一号ホルダー・滋賀県の英会話スクールEnglish Adventure Academy代表 

「18歳までに海外進学を進路選択の一つにできる英語力と海外で英語で学びたいと思えるグローバルマインドを育てる」という大きなミッションを掲げ、様々なスクール様、エージェント様、そして関連企業の皆様とコラボしながら子どもたちが海外に羽ばたくお手伝いをしております。現在、親子留学先のマレーシアから発信中!

写真・Hula・フルーツ&スイーツそして吉本新喜劇が大好きな1男2女の母

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