合格者の声

【特級】発音専門コーチ 小林先生
特級

小林 渚様

2024年1月合格

新潟県|発音専門コーチ

英語発音技能検定EP-Pro®︎は1つ1つの音を区別しながら単語を発音できるのかどうかや、短い英文やまとまった英文を英語らしくスムーズに音読できるのかどうかが問われる試験です。日頃からどのくらい発音に意識を向けられているかが数値の結果としてわかる素晴らしい試験だと思いました。各級で緊張感がありましたが、毎回たくさんの学びがあり、楽しく受験できました。

特級合格 おめでとうございます!

「留学経験なし」「独学」!!

小林先生の発音スキルには採点者一同、感銘を受けました!

ご自身で試行錯誤をし、また、時には教授などプロフェショナルからの助言を素直な気持ちで受け入れて次に繋げる、というプロセスを積み重ねてきた結果が、この小林先生の堂々たる美しい発音に結びついたのだと思います。

発音としっかり向き合ったことで、一生ものの技能を手に入れた小林先生のレッスン、とても気になります!

改めまして、合格おめでとうございます!

 

全てはここから

私の発音人生は小学4年生から始まります。勉強が大の苦手だった小学生の時に学習塾に通うことになりました。そこで国語、算数、英語を勉強することに。国語や算数はどんなに問題を解いても好きにはなれませんでしたが、英語だけは違いました。

英語は音源を聴きながら音読の練習。英文がスラスラと読めるようになった段階で先生にチェックをしてもらい「OK」をもらうことが日課でした。

今でも忘れることができませんが、英語の音源を聴いた瞬間に「英語はどうしてこんなにも心地がいいんだろう。僕もこのアメリカ人男性の声のように英語を発音できるようになりたい!」と大きな夢を掲げました。

この経験から英語の先生ではなく「音源から流れてくるアメリカ人男性の声」が私にとってお手本となり、心の底から手に入れたい理想像になりました。

発音が劇的に変わったきっかけ

小学4年生から現在に至るまで発音は独学で身につけました。よく「どこに留学していたんですか?」と尋ねられますが、「日本にいながら独学で学びました」と回答すると、「そんなことが可能なんですか!?」と言わんばかりに驚かれます。

過去を振り返ってみると、発音が一気に上達するきっかけが1度だけありました。それは大学生の時に出会ったネイティブ教授の一言です。

そのネイティブ教授の発音講義で音読を発表する機会がありました。私は「ついに自分の発音を披露する時が来た」と自信満々でした。なぜなら、小学4年生から高校卒業まで英語学習をする時は常に発音に意識を向けながら取り組んできたからです。

無事に音読の発表が終わり、ネイティブ教授から最高の褒め言葉を期待していた私に放たれたのは「read が lead になってるよ」という言葉でした。これがあまりにショックな出来事だったのです。理由は、英語の「r」の発音に憧れを抱き、小学4年生からこの美しい響きを持った「r」の音を習得しようと必死に練習してきたからです。

この間違いに気づけたことが今に繋がっています。

英語発音技能検定EP-Pro®︎との出会い

普段は X(旧Twitter)で発音に関する発信をしていますが、私の他にも発音を指導されている方がいらっしゃいます。その方々のプロフィールを拝見していると「EP-Pro®︎ 特級」という文字が目に入り、ネットで検索したことがきっかけでした。

英語発音技能検定EP-Pro®︎を受験してみて

英語発音技能検定EP-Pro®︎には3級、2級、1級、特級と4つの級があります。有名な英語試験の英検®︎とはスタイルが違い、1級を受験するためには2級に合格すること、特級を受験するためには1級に合格することが必須でした。そのため、発音の基礎を再確認しながら特級まで受験することができました

試験内容は様々で、1つ1つの音を区別しながら発音できるかどうかを問われる問題(hat, hot, hutなど)や、短い英文やまとまりのある英文をスムーズに音読できるかどうかが問われる問題などが出題されました。日本人にとって避けたくなるような難しい発音の単語も散りばめられているため、毎回の受験後には沢山の学びがありました。このように強制的に発音に意識を向けられる環境を得られることがメリットだと感じました

採点内容もとても満足しています。ただスコアが渡されるだけではなく、よくできていたところや、改善すべきところを具体的に書いていただけます。特に学習者にとって嬉しいと感じたことは「発音が間違っていた単語がどのように間違っていたのか」というところまで具体的な単語で示していただけることです。例えば、「hat の “a” が got の “o” のように発音されています」という感じです。このように自分の癖を一目で確認できる評価をいただけるので、効率的に改善に繋げることができます

これからの目標

これまで「留学経験なし」「独学」という状況の中で発音を学んできました。今では多くの方から「ネイティブみたいですね」「TOEIC®︎の音源みたいですね」と褒めていただける発音を習得しました。ただ、過去を振り返ると誰よりも”遠回り”をしてきた自信しかありません。とにかく時間を費やしてきた結果なのです。

私の発音が劇的に変わったきっかけは上記でも書きましたが、大学生の時に出会ったネイティブ教授の「read が lead になってるよ」という一言。この自分では到底気づくことができなかった間違いに気づけたことで発音の上達が加速しました

私の講座を受講してくださった生徒様や、今現在も受講してくださっている生徒様が口を揃えておっしゃることが「どうしてわかるんですか?」という言葉です。生徒様の録音を聴いただけで「口の形がどうなっていて」「舌の位置がどうなっていて」「どんな風に発音してしまっているか」をズバリ当ててしまうところに驚かれます。

このような経験から、発音で悩んでいる人とって私の『ネイティブ教授』のような存在になりたいという想いが強くなりました

発音学習は決して簡単なことではありません。一瞬で身についてしまうほど簡単な発音もあれば、何度挑戦しても上手くいかない発音もあります。このような状況に陥ると「やっぱり自分には発音できないんだ」と諦めてしまう人がいます。そのような人たちに優しく手を差し伸べ、まだ可能性が残っていると励まし、これまでの学びを駆使しながら一人でも多くの英語学習者を救ってあげることが私の使命だと思っています。

発音ができれば英語が聞こえるようになる。

発音ができれば英語が1回で伝わるようになる。

発音が英語力の可能性を広げるということを伝えていきたいです。

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