合格者の声

【特級】野北 明嗣 先生
特級

野北 明嗣様

2024年8月合格

東京都|レモンスクール

英語発音技能検定EP-Pro®は、半分くらいの受験者は英語の先生ではない方だと聞きます。3級や2級は、英語好きな中学生、高校生、大学生にもどんどん受けていただきたいと思います。受験の準備中に発音に対する意識は確実に変わりますし、合格でも不合格でも、アドバイスをいただけるので、確実に上達に繋がります。

特級合格 おめでとうございます!

野北先生は、特に文章のイントネーションやリズムが素晴らしく、洗練された発音でした。それもそのはず、音声学を本格的に学ばれたそうです!さまざまな言語に触れ、「音声」「発音」に魅了されたご様子が、体験記からも伝わってきますね。

プレゼンテーションが大変きれいにまとめられていましたので、普段のレッスンも体系的でわかりやすくされていることが想像できました。

これから【英語発音技能検定EP-Pro®】を受験なさる方は、野北先生のスクールのホームページにありますブログをぜひご覧ください!対策について詳しく親切に解説されていて、事務局もとっても驚きました!

これからもますますのご活躍をお祈りいたします。

英語の音の一覧表を日本に普及させたい

 日本語には五十音表があり、全ての単語は五十音表の音だけでできているので、五十音表さえ習得すれば理論上は全ての単語を発音でき、五十音表にあてはめて聞けば1音1音ハッキリ聞き取れます。中国語にもピン音表があり、中国人も外国人中国語学習者も初期段階でこれを徹底的に習います。

 英語も全く同じで、初期段階で英語の音の一覧表習ってしまえば、理論上は全ての英単語を通じるように発音でき、1音1音ハッキリ聞き取れるようになります。これがある程度安定してできると、英語の処理能力も上がります。本当は全ての英語学習者がこれをしっかり学ぶべきなのですが、残念ながら日本の英語教育では、習う機会がほとんどありません。私はこれをなんとしても日本の英語教育に広めたいと思います。

フォニックス、音声学、中国語との出会いと「英語の37音表」の完成

 私は完全なモノリンガルの家庭で育ちましたが、幸い高校の時にアメリカへの40日間ホームステイプログラムがあったので、それまで一度も外国人と英会話をしたことがない普通の日本人の高校生だった私は、この時初めてアメリカに行きました。そこで全く通じない、簡単な単語も聞き取れないという壁に打ちのめされました。これほどまでに通じないとは思いませんでした。 

 その後頑張ってネイティブを真似しましたが、全く上達する気がしなかったので、高校の職員室にしつこく通い、アメリカ人の先生に発音の質問をし続けました。そこでフォニックスを習ったのです。これが人生で一番感動した出来事の1つです。

 ただ、本来フォニックスは「英語の発音が既にできているネイティブの子供が、読み書きを覚えるためのもの」ということで、英語に音がいくつあるのかはわかりませんでした。日本語の五十音表、中国語のピン音表、韓国語のハングル表、スペイン語のアルファベット表のような、学習者用に分かり易くまとめられた音の一覧表が、英語には無いこともわかりました。

 その後紆余曲折あり、30過ぎてから脱サラし、カナダの大学院で音声学を研究し、学術論文にしか書かれていない英語の音の一覧表を、デフォルトのつづり字と対応させ、小学生にもわかるような13母音+24子音=37音表(一般米語)にまとめました。

 また幸い中国に1年弱留学するチャンスがあり、そこで体系化された中国語の発音指導法に感銘を受けました。これがもう1つの人生で一番感動した出来事です。それまで全く理解できなかった英語の音節や強勢も、中国語の軽声などを習ったことで突然理解でき、英語のイントネーションの練習には、中国語の声調が応用できると気づきました。




※ ウクレレに合わせて母音の歌を歌いながら覚えてもらうドリル

英語発音技能検定EP-Pro® 受験のきっかけ

 カナダで博士号取得後、日本の大学の准教授を経て、中国人の妻と一緒に、発音に特化したオンラインスクールを始めました。ただそれまで研究職系だったので、私自身も含め、理論だけを固め実技は怪しいタイプの人が少なくない環境でした。しかし経営の相談をしているうちに、発音の技能検定があることを知りました。また、SNSで見かける発音コーチの方達の経歴によく「英語発音技能検定EP-Pro®特級」と書かれてあり、発音のデモンストレーションをされている姿がすごくかっこよく見え、「自分もこういうコーチになりたい」と思うようになりました。

 そこで机上の空論で終わらないため、この機会に実技の練習に力を入れ始めました。発音練習はスポーツや楽器の練習のような感覚で楽しんでいます。英語発音技能検定EP-Pro®の試験の緊張感は、スポーツの試合や音楽を人前で演奏する時(どちらも趣味レベルですが)のような緊張感で、楽しむこともできました。

これからの目標

 一般に「発音は子供にしかできない」と信じられていますが、「(語彙力はともかく)発音は大人になってからでもできる」ということを、証明していきたいと思います。

 英語の37音表の英語教育への普及は、私の人生の目標の1つでもあるので、なんとしても達成したいところです。

 今後は中国語の発音にも挑戦し、中国語教育と英語教育の良い所をお互いに持ち込めるようにできたらと思います。

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