合格者の声

【特級】パル英語塾 平田先生
特級

平田 明子様

2020年5月合格

岡山県|パル英語塾 代表

このような検定こそが、指導者が発音指導の重要性に気づき、指導者自身も発音技能やその教え方を向上させていくきっかけになる、ひいては日本の英語教育が変わるきっかけになるものではないか、そう思ったのです。

特級ホルダーがまた増えました!

この数カ月の自粛期間をご自身のブラッシュアップ期間と捉え、即座に行動に移した先生方が全国にたくさんいらっしゃいました。その中でも特に光っていたのが、岡山県の平田明子先生です!

もちろん発音もピカイチなのですが、特級の関門であるプレゼンテーションも大変説得力のある、たくさんの想いがこもった素晴らしいものでした。

【英語発音技能検定EP-Pro®】の特級は、プロへの発音指導ができるレベルで、ネイティヴスピーカーに習うよりもお勧め!という先生に、当協会が自信をもって太鼓判を押すレベルです。

今回この体験記とともにお教室の風景を送っていただいた際に、平田先生のお写真を拝見して「なんてキラキラまぶしいんだろう!」と感じました。プレゼンにも表れていましたが、しっかりとした信念を持ち、指導にあたっていらっしゃるのがお写真からもビシビシ伝わってきます。

英語は「音」がすべて

…The minute I started learning it, I got so fascinated by the sound of English.

It sounded just like a flow of music… it was so beautiful.

英語との出会いを語る時、私はいつもそう言います。

私にとって、英語との出会いは本当に美しいものでした。

今のようにツールが豊富になかった時代、中学生の私がネイティブの英語を聴けるのはほぼラジオの英語講座の時間だけでした。しかも田舎の家には電波が入りにくく、少しでもきれいに聞こえる場所を求めてカセットデッキとテキストを持って家の中を徘徊(笑)しながら聞くのが常でした。

ノイズのすき間から聞こえてくる英語。

なんてステキな音なんだろう。

少しでもこの言葉を話せるようになりたい。

その思いがすべての始まりでした。

私にとって英語とは「音」以外の何ものでもありません。ですから、音のない英語の学習はありえないと思っています。

発音を学ぶことは長文読解にまで影響する

残念ながら日本の中学、高校の英語教育においては、文法を間違えると注意され減点されるのに、発音が悪くて注意されるということはまずありません。

4技能とうたいながら、リスニングに直結する発音やイントネーション指導はほとんどなく、そればかりか生徒は当てられた時以外英語を発する場面が一つもないという授業さえ多く見られます。

そしていざスピーキングとなると「発音は悪くても気にしない!勇気を出してしゃべってみよう!」といった「英語を話すこと=度胸」のような指導をされたりもします。(そういう側面も多少はありますが。笑)

私は自分の勉強の経験から、また教室の生徒たちの力がついていく様子から、「音」を中心に英語学習を進めていくと間違いないという確信がありました。

発音のしくみや正しいイントネーションを習得することは、単に発音やリスニングに役に立つだけではなく長文読解にまで影響してきます

なので、この「指導者向け英語発音技能検定」のことを知ったとき、「これだ!!!」と直感しました。

このような検定こそが、指導者が発音指導の重要性に気づき、指導者自身も発音技能やその教え方を向上させていくきっかけになる、ひいては日本の英語教育が変わるきっかけになるものではないか、そう思ったのです。

実際に受験してみて

おりしもちょうど新型コロナウイルスの影響で対面レッスンができなくなった頃でした。よし、生徒にも宿題を出したのだから私もこの期間を利用して資格を取ろう!そう心に決めました。
2級、1級・・は比較的順調でした。

が、特級・・・。

まだ合格者が6名しか出ていないだけあって、これは大変でした。

単語も長文も「これでもか!」というほど発音しにくい単語のオンパレード。

印刷したものをクリアファイルに入れ、いろんな所に置いて練習しまくりました。

ちなみに一番良かったのはお風呂です。なぜならエコーがかかって上手に聞こえるから。(笑)家族に外から代わる代わる「なにブツブツ言ってんの?」と言われながらも毎晩反復練習。

簡単な単語でさえ、「あれ、本当にこの発音で良かったっけ」と不安になりお風呂から出て辞書に直行し発音記号を確認・・。その繰り返しでした。

私は今まで耳から聞こえた英語をそのまま再現する、という方法でしか発音を練習してこなかったので、恥ずかしながらこの数か月で再発見したことが本当にたくさんありました

また、それ以上に大変だった日本語でのプレゼン。特に「発音指導について」は言いたいことが多すぎて制限時間内にまとめるのが大変でした。夜中2時3時までかかって原稿を書くものの、次の日には全部作り変えたり。
一方、実際の指導デモンストレーションの方は、普段のレッスンだと思って入り込んで(笑)やったので楽勝でした。あとから自分でこの録画部分を見て思ったこと。「私・・・楽しそうだなぁ。」です。

自分が人に教えているところ、説明しているところを初めて見ました。

私は、英語を教えるのが本当に好きなんだなぁと、自分の姿を見て改めて思いました。 それを再発見したことも大きな収穫です。

好きなことを仕事にできる人ってきっとそんなにたくさんはいないと思うので、 本当にこの幸せに感謝しなくてはという気持ちになりました。

さあ、やれることは全部やったのだからダメでもいい!

でも・・やっぱり合格したい。

・・・生きた心地のしない1週間を過ごしたのち受け取った通知は満点での合格。

息が止まりそうでした。

私の頑張りを見ていた娘が「母さんを誇りに思う」と言ってくれたことが一番うれしかったです
とにかく、自分のことでこんなに一喜一憂したのは何年ぶりでしょう。

本当にビシビシと生きがいを感じたこの数か月でした。

なので、私ただいま非常に・・ロスです。

あ~、大変だったけど楽しかったなあ~・・と。

もし、今後「超特級」など開設する予定があれば、真っ先に受けます!(笑)

Welcome to this beautiful English world !!

この道筋はこの貴重な検定がなければ得られなかったものだし、今後この資格とともに英語を教えられることがどれほど大きいか・・。それを思うと、本当に協会の先生方にはいくら感謝してもしきれません。

私のように留学経験も海外で暮らした経験もないような日本人でも、練習すれば「ネイティブと同レベル」と評価してもらえる力が身につけられるのだという、なんというか見本になれたような気がして、それも嬉しいことです。

せっかくいただいた特級資格に見合うよう、これからますます指導に力を注いでいくことはもちろん、今後は地域の英語教育に何か少しでもお役に立てるようなことを考えていけたらと思っています。

あの頃の私のように、これから英語の世界に入っていく日本の子どもたちの道が、明るくワクワクしたものでありますように。

Welcome to this beautiful English world !!

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