【2級】池澤 絵里子 様
2級
池澤 絵里子様
2021年11月合格
滋賀県|保育士
今回の受験がきっかけで苦手とする部分を見つける事ができました。当初受験料が高いと思いましたが、それ以上の学びと自信を得られたと思います。
2級合格おめでとうございます!!
発音を一から独学でやり直し学習なさっている池澤様は、3級の合格通知に記載してあるフィードバックコメントの内容についてお問い合わせくださいました。メールで“音”のニュアンスをお伝えするのは非常に難しいので、zoom を利用して直接アドバイスをさせて頂きました。その後、2級受験にもトライして下さり、見事合格されました!おめでとうございます!
発音の要である「正しい音」そして「口の形」は、テキストではなかなか理解しづらいものです。合否通知とともに受験者様へお送りしている個別のフィードバックについて、もし疑問点などがあれば、いつでもメールでのお問い合わせを受け付けております。先生方には自信を持って生徒様の前に立っていただけるように、全力でサポートしていきたいと考えております。是非お気軽にご相談ください!
英語を学び直したきっかけ
保育士として働いている時に外国籍のお子さんを担任した事があります。言葉も文化も違う。子どもとも保護者ともコミュニケーションがうまく取れない。典型的な「右にならえ」の古き日本の文化で育ってきた私にとって、分からない事だらけの毎日でした。 しかしこの時に「外国人になってみなくちゃ、私には彼らの気持ちは分からない。未来を担う子ども達に自分の本心を伝えられるようになりたい!」と強く思うようになりました。そして、ワーキングホリデーでニュージーランドに行った事が英語を学び直したきっかけです。
海外での経験
ニュージーランドでは、現地のご家庭に住み込んでナニーをしたり、小学校や保育園でボランティアをしたり、ケンブリッジ大学のTECSOLという資格をとったりしました。 その後シンガポールにも滞在し、プリスクールで現地や各国の先生と働きました。 「共生」これが私が海外生活から学んだ事でした。 ニュージーランドでは5歳の子がフォークとナイフの使い方をパパから教わり、その真横で私がお箸でパスタを食べています。5歳の子が「なぜエリコはフォークとナイフを使わないの?」と聞くと、パパが「日本の文化はこうだからいいんだよ!色々あるんだよ!」と教えます。 シンガポールでは、各先生の背景にあるもの(宗教など)が違うので、例えばポークの日は給食をサーブできない、と言って持ち場を離れる先生もいるし、お正月も何回かあります。 違いを突きあうのではなく、認めて共に生きていく。それでいい。 この価値観を肌で感じられた事が私の財産で、日本にいる子どもたちにもこの感覚を感じてほしいと思うようになりました。 又、日本の文化や日本人の素晴らしい部分に自信を持ち、世界に発信できるようになって欲しいとも思います。 その中で必要となってくるのが英語です。
【英語発音技能検定EP-Pro®】を受けるまで
シンガポールから帰国して、保育士…英語…モヤモヤしながら出会ったのが、滋賀県内で英語教室をされている大西由紀子先生でした。 「英語を指導したいなら絶対に受けておくべき。すごく尊敬できる方がされている」と勧めて下さり、英語発音技能検定EP-Pro® の事を知りました。 私は、大西由紀子先生も尊敬しているので、その尊敬している由紀子先生が尊敬している方なのだから、素敵な方に違いないと思っていましたが、出産もありなかなか一歩を踏み出せずにいました。 そんな中、4歳の息子がNHKのえいごで遊ぼうを見ていたので、真似をして発音してみると、「ちがう。」との指摘が。何度やってみても「ちがう」というのです。 帰国後、何となく聞きとりは出来ていると思っていましたが、自分の発音が他人にどう聞こえているか考えた事はありませんでした。 そこで「早急に発音を何とかしなくては!!」と感じ、フォニックスを学び直しました。 実は、ニュージーランドでお世話していた5歳の子どもが、入学したての小学校で習ってきた フォニックス を披露してくれました。その時初めてフォニックスに出会った私は、とても驚きました。早速、お世話していた子どもやその家族に聞いたり、見様見真似でやってみたりしていました。 余談ですが、「英語圏ではこうやって英語を学んでいくんだ。私もここからスタートしたかったな…。」と感じていた事も思い出しました。 しかし、その当時は、詳しいルールやなかなか出にくい音をどうしたら出せるようになるのかという所まで深く学んではいませんでした。 そこで、3級の受験を考えて勉強をスタートさせました。 1音1音学ぶ中で、今まであやふやにしていた部分や、実はできてなかった部分にも気がつく事ができました。
試験に挑戦してみて
外国人の英語講師にも分からない発音について聞きましたが、母語の音域や音の種類も違うので、日本人で発音を指導できる講師の方の指摘が一番参考になりました。 3級の合格を頂いた後、その時に頂いたフィードバックについて思いきって菅沼先生にメールを送ってみると、zoomを使用して質問にお答えしますとの事で、本当に丁寧にそして笑顔で分からない事を教えて下さりました。 出題者と直接話ができて、ましてやアドバイスを頂ける検定なんてなかなかありません。 菅沼先生とお話した後、意欲もますます出てきました。 気がつけば、2級の問題も正しい発音が出せるようになるまで何度も何度も練習するのがとても楽しくなっていました。ラケットの素振りのように何回も体に染み込ませていく感じです。 自分の中ではこの位置がベスポジ!!というのが分かるようになり、舌や口の周りの動き、喉や鼻、どこから音が出ているのかも分かるようになりました。 2級合格の通知を頂き、嬉しい限りですが、これに甘んじず、まだ不安定な音を安定させたり、1級にも挑戦したいと思います。 「落とすための試験とかじゃなくて、正しい英語の発音を指導できる方を増やしたい」という菅沼先生の想いがあらわれていて、学びへの意欲を持続させ、自信が持てる検定です。 迷っておられる方、是非一度受けてみて下さい。