受験のきっかけ

自宅で開講してる英語教室の生徒の中で、中高生が英検のリスニングに苦戦している…それは、たいてい2級以上に挑戦する子たちで、英語学習のスタートが小学校高学年以上の子が大半。スピードについていけない、語彙が足りないも一因だけど、それを解消しても、まだ思うように点が取れず悩んでる子が数名。 

私も長期留学の経験がなく、日本で勉強したタイプなので、自分が英語を勉強した時のことを振り返ってみた。その中で急に英語がクリアに聞こえるようになった瞬間が何度かあったように記憶している。

一度目は、とにかく暇な時は常にCNNや海外ドラマなどの英語の音声を聴きまくっていた頃に訪れた。二度目は、自分なりに英語の発音について学んだ後、さらにはっきりと英文が聞こえてびっくりしたことがあることを思い出した！！

あの子たちに足りないのは、もしかしたら、英語発音について学ぶことなのかもしれない！そう思って、発音のいい教材がないかなあと調べていた時に、英語発音技能検定EP-Pro®に出会い、子供たちに発音レッスンをするなら、まずは自分が検定に挑戦してみよう！とその場で申し込んだのでした。 

特級合格に向けて

英語発音技能検定EP-Pro®は、2級から段階を追って受けるスタイルなので、まずは2級から。2級、1級については、無事に一発合格できたんですが…特級が私にとっては大きな壁になりました。 

特級の合格には自分がきちんときれいな発音ができることはもちろん、指導する時のデモンストレーションや、発音の重要性をわかりやすく伝えるための知識や話術も採点項目に含まれるので、英語指導歴20年でも、発音指導に特化しているわけではない私にとっては、練習を要するものでもありました。

また発音面でも、知識はあるものの、勘違いしているものがたまにあったり、舌の使い方や口の形のちょっとした癖で安定しない発音があることが、この検定の受験とそのために受講した発音レッスンの中でいくつかわかり、自分の発音に向き合ういい機会をいただきました。発音はやはり、とにかく言い慣れていつでもきれいに発音できなければならないので、久々に音読練習をがんばりました。 

少し時間はかかりましたが、無事に特級に合格できたことで、これからは、自信を持って、子供たちに発音指導ができるので、頑張ってみて、本当によかったなと感じています。 

これからの展望

また、英語発音技能検定EP-Pro®のいいところは、動画の提出で受験できるので、私たちのような英語指導者で日々忙しい方でも、やる気さえあれば、受験できるところ。たとえ、不合格であっても、細かいフィードバックがいただけるので、自分の弱い音がどれか？どんな癖があるのか？に気づかせてくれるので、それだけでも充分に受ける価値があるなあと思います。 

アジアの中でも、もっともレベルが低いと言われている日本の英語教育を変えていくためにも、この発音検定を通じて、発音もしっかり指導できる指導者が増えていけばいいなと、また自分自身もその1人になれるように、これからは発音指導にもさらに力を注いでいきたいなと思っています。いつか、みんなが世界の共通語である英語を普通に話せる日が来ることを信じて、頑張っていきます。