向原 典子様
2022年8月合格
東京都|英語・英会話講師
★HP: https://eccjuniorbs.jp/ht131554/
★Twitter: https://twitter.com/ECCshimo6
★Instagram:https://www.instagram.com/ecc_shimo6_sarah/
良い発音は相手に与える第一印象として最強の名刺だな、と実感します。もちろん一番大切なのは、『英語「を」話す』ではなく、『英語「で」何を話し、何を伝えるか』なのですが、最強の名刺を持っていると、そのハードルが低くなる気がします。
特級合格 おめでとうございます!
滑らかで心地よい発音はもちろんのこと、プレゼンテーションにおいては言葉選びや例え話に向原先生のあたたかいお人柄がにじみ出ていました。日頃から生徒様と真剣に向き合い、とても優しく丁寧に指導なさっている様子が目に浮かぶようでした。この度お寄せいただいた合格体験記にも、向原先生の生徒様への愛が溢れていて、じ~んときました。
お教室の様子などはSNSを是非チェックしてみてください!
音から入った英語の世界
私の英語学習は常に音優先でした。小5のときに塾で英会話クラスがスタートし、受講し始めたのが英語との出会いです。素晴らしい発音の日本人講師と帰国子女のクラスメイトが私の心に火をつけ、あんな風に英語を話したいと思いました。
教材の中にはABBAやオリビア・ニュートン・ジョンの歌がありました。新しい文化に触れた衝撃とともに、カセットテープを聞きながら何度も歌いました。高校生の頃は、1本500円のレンタルビデオ店全盛時。お気に入りの映画を何回も観るのが常で、いつの間にかセリフを覚えてしまい、役になりきって発話したものでした。
映画好きが高じて、自然と発音やリズム、イントネーションが身についたのだと思います。
受験のきっかけから特級合格まで
英語講師歴は26年、フォニックスも教えています。ブラッシュアップとして英検やTOEICを定期的に受験し、大学の社会人講座の受講も続けています。さて、新たな目標を、と考えていたところSNSで発音技能検定を知りました。調べてみると、フォニックスと指導に特化した先生のための検定ということで、これはブラッシュアップとして最高の試験、ぜひ受験してみたいと思いました。発音と指導の客観評価がいただけること、受験により私の引き出しが増えることで、授業で生徒に渡せるお土産も増えると思いました。
特級にプレゼンテーションがあることは先輩合格者の体験記でわかっていたので、じっくり取り組めるよう、教室の夏休み期間に申し込みをしました。 いや~発音が難しい単語のオンパレードで構成された文章音読! 朝から晩まで練習練習、心がけたのはひとつひとつの単語の発音だけでなく、気持ちをたっぷりと声に乗せた音読と流れです。 合格時のアドバイスでは一つの単語が「イギリス発音になっていた」とのご指摘をいただき、本当に細かいところまで見ていただいている、と評価にますます信頼をおくこととなりました。
プレゼンは通常の授業で行っていることを凝縮した感じですが、制限時間内にまとめることが本当に大変でした。どこを削るかの取捨選択が一番悩んだ点です。泣く泣くカットしたポイントが合格時のアドバイスで指摘されており、「あ~少し時間を延長してでも組み込んでおけば良かった」と悔やまれます。
良い発音は最強の名刺です
入国審査の短い会話で審査官から“Your English is very good.”と言われたり、保護者様から「帰国子女ですか?」と聞かれたり、英検1級の2次試験でスコア全体の四分の一を占めるpronunciation分野で満点をもらったり(テスト前から点数が見込めるって本当に本当にありがたいんです)、と発音のおかげで得をした経験はたくさんあります。
良い発音は相手に与える第一印象として最強の名刺だな、と実感します。もちろん一番大切なのは、『英語「を」話す』ではなく、『英語「で」何を話し、何を伝えるか』なのですが、最強の名刺を持っていると、そのハードルが低くなる気がします。
私の教室は、幼稚園や小学校低学年から入学してくる生徒が多く、彼らのあごと口の筋肉が固まってしまう前に、英語のシャワーをたっぷり浴びて、たくさん発話してもらいたいと考えています。自分で発音できれば聞こえるようになりますから、良い発話=リスニング強化にもなりますね。
今回の特級合格を自信とし、より良い指導を目指します。そして自分の生徒に、講師である私自身にも学び続ける「生徒」の顔があることをシェアし、経験を何倍にもして彼らにプレゼントしたいと思います。それからもうひとつ、特級の先輩先生方に刺激を受け、インスタグラムを始めたこともご報告しておきます(笑)。
最後に私の究極のゴールをシェアします。それは、私の発音がほめられないようになること。だって、ネイティブスピーカーに「英語上手ですね」って言いませんよね。絶対無理だと思いますか? You never know!
協会の皆様、この度は貴重な経験と学びをありがとうございました。